ある日、スーパーで豚の皮が売られていた。


しかも100g40円台程度と激安。


て〜なわけで未知の食材ではあるが、ワインに合いそうなつまみを調理してみた。


(以下、料理素人・ワイン素人による試行錯誤です。プロの技などは出てきませんので、予めご了承ください。)


下処理

まずは下処理から。


調べてみると、どうやら茹でるらしい。


ずぼら故に米を炊いた後、洗ってないクックフォーミーの釜に水、塩胡椒、ネギの青いところ、豚の皮をぶち込んで圧力調理15分。

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立ち昇る湯気はまるでとんこつラーメンの匂い。


プルップルになっており、トングで持ち上げると自重でちぎれるやわらかさ。

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少しつまみ食いすると、バラ皮ということもあって肉のついた部分は味付けなしでもチャーシュー的でなかなか美味。


皮部分ももっちりしていて結構美味しい。


割と旨味が流出してしまっている気がするのが懸念点ではある。


以下、いくらかの方法で調理してみた。


チャーシュー風

以前クックフォーミーでチャーシューを作ったら美味しかったので、


あまり汁っぽくなっても使い道に困るので、調味料は2人前の半分にしてみた。

材料

しょうゆ 大さじ2

砂糖 大さじ1

酒 大さじ1

水 大さじ2

豚皮 適当


作り方

材料をクックフォーミーにぶち込んで10分圧力調理

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感想

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汁まみれになることを嫌って調味料を少なくしたためか、全然浸かってない。


そして味が薄い。


この辺りは調味料の量の問題もあるだろうが、シンプルに素材感の問題もある気がする。


食感はもちもちとろとろしているが、何を食べているのかよくわからない。


ワインと合わせた感想

カーサ・スベルカソー/カルメネール


甘味が補われてこれは良い。


ワインが調味料になって単体で食べるより全然美味しい。


カーサ・スベルカソー/ソーヴィニヨン・ブラン&ペドロ・ヒメネス

甘味がすごく出る気がする。


単体では感じない、香木のような香りが鼻に抜けていく。


その後

このままではイマイチだったので、オーブンで水分を飛ばしてみることに。


目標はチチャロンという豚皮のスナック。


一晩冷蔵庫に入れていたところ、塊になってしまって切り離せないので、とりあえずそのままオーブンのプレートにのせ、先人のビーフジャーキーのレシピに倣って130度で1時間オーブンで熱してみた。

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ところがどっこい、全然プルプルだったので、塊をばらけさせて、150度で30分加熱。

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プルプル感は少し減ったが、単にコラーゲンが溶けただけのような食感に。


ところどころサクサク感は出るが、とろとろ感のあるかんじに。


それなりには美味いが、これは乾燥させるのは無理だと諦めた。


味は濃くなっていて、それなりには美味しい。


皮の保水力の高さが窺える。


こちらのワインと合わせると、「そんなに悪くはないが、これをつまみにしてもワインは進まない」程度の相性だつ


焼いて塩胡椒とレモン

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味見程度にいくらかをフライパンで焼き、塩胡椒とレモンで食べてみることにした。


焼いている最中はなかなかの音を立てながら爆発していて騒がしかった。


味はコラーゲンというか、餅を食っているような感覚。


先ほどのカルメネールと合わせると、ワインが味付けの一部になって、単体で食べるより美味しい。


アヒージョ


まとめ

総じて水分が邪魔だったが、なかなか水分を飛ばすことができなかった。


フードドライヤーなどを導入して調理するのが良いと思われる。


下処理の手間と食材としてのポテンシャルを考えると、残念ながらリピートしたいとは思わない。